【報告】鳴子系こけし工人(櫻井家六代目)櫻井尚道さんと面談しました



「挑戦こそが伝統」──櫻井尚道さんとの面談で感じた、こけしづくりの未来
先日、都内で開催された工芸関連イベントにて、かねてよりお会いしたいと願っていた櫻井尚道さん(櫻井家六代目)と当社・㈱MOGITATe 代表の北河博康が面談する機会をいただきました。
櫻井家は、宮城県大崎市鳴子温泉にて江戸末期から代々続く木地師の家系。現在は五代目・櫻井昭寛さんと六代目・尚道さんの親子二人が、先代達の想いを受け継ぎながら、こけしづくりに取り組んでいます。
面談では、尚道さんから「櫻井家にとっての伝統とは、過去を守ることではなく、これからを生み出すこと」という言葉を伺い、深く心を打たれました。櫻井家では、各時代の工人たちが常に新しい表現に挑戦し、こけしの可能性を広げてきたといいます。
その挑戦の精神は、尚道さんの作品にも息づいており、次の世代へ繋がるこけしのあり方を模索し続ける姿勢に、ものづくりの本質を感じました。
「桜井こけし」は、単なる郷土玩具ではなく、時代とともに進化する“生きた伝統”。今回の面談を通じて、地域文化と工芸の未来に向けた新たな視点と刺激をいただきました。
SHARE
シェアする
[addtoany] シェアする